【実録】Amazon SP広告でROAS2,000%を達成した時にやった5つのこと

「広告費をかけても売上につながらない」「ROASが合わず赤字になる」――
Amazon出品者にとって、広告運用は“伸びるか、沈むか”の分かれ道です。
この記事では、実際に広告費50万円で売上1,000万円(ROAS2,000%)を達成したAmazon広告改善事例をもとに、私が実践した5つの施策を紹介します。
広告に頼らず自然検索で売れるのが理想かもしれません。
しかし、今のAmazonでは「検索上位=広告が取っている」ことがほとんど。
広告を上手く使える出品者だけが、勝ち続ける世界になっています。
広告費50万円で売上1,000万円超。事例の概要と背景
この案件では、月間広告費が約50万円。
もともとROASは300〜500%程度と“赤字ではないが、利益が薄い”状態でした。
取り扱っていたのは、美容サプリ系のD2Cブランド。
「Amazon SEOもある程度やっているが、広告で伸び悩んでいる」という相談からスタートしました。
そこで、以下の5つのポイントに注力して運用を再構築。
3ヶ月でROAS2,000%、売上1,000万円超に到達する結果となりました。
施策①:スポンサープロダクトの構成見直し

まず最初に着手したのは、SP(スポンサープロダクト)広告のアカウント構成です。
もともとは「オート1本+マニュアル1本」しかなく、
・全商品を1広告にまとめて配信
・検索語句の最適化もほぼ未対応
という、いわゆる“回してるだけ状態”でした。
→ ここで実施したこと:
- 商品単位で広告を分割(主力商品のみを抽出)
- オート広告を4パターンに分割(近接・代替・補完・同一ターゲットごと)
- マニュアルはKWカテゴリ別に3種構成
- ブロード(集客用)
- フレーズ(導入検討層)
- 完全一致(今すぐ層)
この構成だけで、CPAが約30%削減され、無駄な表示が大きく減少しました。
施策②:検索KWのA/Bテストと除外KW設定

次に行ったのは、検索語句の精査と除外キーワードの設定です。
SP広告は、「どのキーワードでクリックされたか」がレポートで見えます。
ここで特に注意したのが以下の2点:
- 意図に合わないKWを除外(例:「無料」「口コミ」「使い方」など購入意欲が低い語)
- CVRが高かったKWをマニュアル広告に抽出し、個別最適化
加えて、タイトルやA+と連動する形でA/Bテスト的にキーワード切り替えも実施。
→ 結果として、広告クリック数は減ったがCV数は2倍以上に増加。
つまり、無駄打ちを減らし、必要な場所だけに弾を当てられるようになったのです。
施策③:商品ページのA+・タイトル改善

広告は「入口」でしかありません。
クリックされた後に**“欲しい”と思わせる商品ページ**でなければ、CVにはつながりません。
ここでは以下の改善を行いました:
- タイトルに主要KWとベネフィットを自然に組み込む (例:スキンケア→「乾燥対策×透明感アップ」などの効果訴求)
- A+コンテンツを完全リニューアル
- Before:素材イメージ中心の汎用構成
- After:利用シーン・ターゲット別の訴求導線+レビューの再活用
これにより、LP的な役割を果たす商品ページが完成し、CVRが約1.5倍に改善。
施策④:レビュー施策との連携

広告効果は、レビューの内容・評価数に大きく左右されます。
これはAmazon広告に限らず、EC全体の共通ルールです。
この案件では:
- 新規レビュー依頼(早期レビュー招待)を積極活用
- レビュー内容をチェックし、ネガティブの原因を商品説明に反映
- 良いレビューはA+や商品説明にも再掲載
→「安心感」が増すことで、広告経由のCVRがさらに上昇しました。
実績付きのAmazon広告改善を希望する方へ
このように、Amazon広告で成果を出すには、キーワードや入札調整だけでなく、商品ページ・レビュー・訴求設計までトータルで見直す必要があります。
もし、今の広告が「なんとなく運用しているだけ」になっていたら、
今回ご紹介した5つの施策を、ぜひ自社商品に置き換えて試してみてください。
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